今年読んだ本

今年はいつもより沢山読書ができた。それは大変よろしかった。

みんな1年でどれくらい本を読むのだろう。
僕は読書は好きだけど、創作中はほとんど読めない。それ以外の時期は大抵常時読んでるけど、読んでるうちに考え事してしまったり、読むのもかなり遅めなので、そんな進まない。

そんな中、今年は、40冊くらい。
どれもかなり良書ばかりで、とてもよい読書ができた。

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4月まで
スタニスワフ・レム「ソラリスの陽のもとに」、ブラッドベリ「火星年代記」、高村薫「黄金を抱いて飛べ」、クラーク「幼年期の終わり」、エドモンド・ハミルトンン「透明惑星危機一髪」
5月
中島敦「木乃伊・文字禍・李陵」、村上重良「日本史の中の天皇」
6月
深沢七郎「楢山節考」、田宮虎彦「絵本・霧の中・落城・末期の水」、佐藤亜紀「ミノタウロス」
7月
町田康「屈辱ポンチ」、ジェイムズ・ジョイス「ダブリン市民」、チェーホフ「シベリアの旅」、ソルジェニーツィン「イワン・デニソーヴィチの一日」、ハーラン・エリスン「世界の中心で愛を叫んだけもの・101号線の決闘・不死鳥・眠れ、安らかに・少年と犬」
8月
高野秀行「巨流アマゾンを遡れ」、藤原作弥「満州、小国民の戦記」、山口啓二「鎖国と開国」、林茂雄「イスラムのシルクロード」
9月
ディケンズ「二都物語」、スタンダール「パルムの僧院」、バルザック「ツールの司祭・赤い宿」
10月
ジュネ「泥棒日記」、馳星周「不夜城」、谷亮治「モテるまちづくり」、川上弘美「蛇を踏む・消える」、織田作之助「夫婦善哉・アドバルーン」、町田康「夫婦茶碗・人間の屑」、色川武大「狂人日記」、金子光晴「どくろ杯」
11月
夏目漱石「三四郎」「それから」、外山恒一「人民の敵1号・2号」、長田弘「叙情の変革」
12月
クンデラ「存在の耐えられない軽さ」、古谷田奈月「ジュンのための6つの小曲」、折口信夫「春日若宮御祭の研究」、真武真喜子ほか「高松次郎を読む」、中上健次「枯木灘」、絓秀実「1968年」

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自分内ベストは、ジュネ「泥棒日記」。
次点が、田宮虎彦、クラーク。

この本たちは、なんというか、「ああ、これ、この世界にあってよかった」という余韻が残ってる感じ。
後半の読書日記を書いていこう。